土器(どき)とは

土器(どき)とは、釉薬をかけずに素焼きした、色のついた粘土を低温で焼成した焼き物(やきもの)のことを指します。日本では、縄文土器(じょうもんどき)、弥生土器(やよいどき)、破砕器(はじき)、須恵器(すえき)などが代表的な土器の種類です。

土器は釉薬をかけていないため多孔質で水を吸いやすく、水漏れしやすいのが一般的です。そのため日常的な食器や花器として使うには向きません。

ただし、現代の陶芸作家の中には、伝統的な土器の技法を研究しつつも、現代的な解釈やデザインを加えて、土器風の作品を作る方も多いです。たとえば、表面に特殊なコーティングを施したり、インテリアアートとして楽しめる形での土器作品を見つけることもできます。