窓絵(まどえ)とは

窓絵(まどえ)とは、「窓」のような枠形を設け、その中に草花・鳥・山水風景などの絵柄を描く装飾技法です。枠の外側には別の文様や地模様を施し、内外で異なる意匠を対比させることで、器に変化と奥行きを与えるのが特徴です。

この技法は江戸時代の古伊万里や京焼などでも広く用いられ、輸出向け作品にも多く見られます。絵柄の構図に物語性や情趣を持たせられるため、美術的価値の高い作品も多く残されています。