日本六古窯(にほんろっこよう)とは、8世紀から15世紀にかけて生産が始まり、現在もなお続く、日本の代表的な6つのやきもの産地の総称です。

千年以上もの時を超え、それぞれの土地で独自の発展を遂げながら、日本のやきものの歴史を支え続けてきた、まさに生きた遺産と言えるでしょう。

日本六古窯に数えられるのは、以下の6つです。

  • 備前焼(びぜんやき):岡山県

  • 丹波立杭焼(たんばたちくいやき):兵庫県

  • 信楽焼(しがらきやき):滋賀県

  • 常滑焼(とこなめやき):愛知県

  • 越前焼(えちぜんやき):福井県

  • 瀬戸焼(せとやき):愛知県

これらの産地は、それぞれの風土や文化の中で、釉薬を使わずに焼き締める技法や、独自の土味を活かす技法など、個性豊かなやきものを生み出してきました。現在も多くの職人が伝統を守り、また新たな挑戦を続けています。