「自分が持っている食器(陶器・磁器)に電子レンジが使えるかどうかわからない」
「陶器や磁器に電子レンジを使う場合の正確な知識がわからなくて不安」
「インターネット上の情報が多すぎて、何を信じればいいかわからない」
などお悩みではありませんか?
この記事では、 「陶器」や「磁器」は電子レンジが使えるのか、電子レンジが使える場合でも知っておくべき注意点・危険性、さらに安全に使用するポイント、食器を長持ちさせるための知識や方法 世間の人が抱いている誤解など、食器専門店Studio1156の視点から分かりやすく解説します。
結論から言うと、磁器は基本的に電子レンジOKですが、陶器は注意が必要です。同じように見える食器でも、素材の違いによって安全性が大きく変わります。
なぜかというと、電子レンジはマイクロ波で食材や器の中の水分を振動させて加熱する仕組みだからです。このとき、吸水性のある陶器は内部に水を含みやすく、加熱によってその水分が膨張し、ひび割れや破損を起こす可能性があります。
一方で、磁器は高温で焼かれているため吸水性がほとんどなく、電子レンジの熱でも安定しやすい素材です。たとえば、白くてツルっとした「美濃焼」や「有田焼」などの磁器は、基本的にレンジ使用が可能です。
ただし、金や銀などの装飾があるものは火花が散るおそれがあるためNGです。
また、素朴で土の風合いを感じる「やちむん」や「信楽焼」などの陶器は、水を吸いやすいため注意が必要です。特に長く使っている陶器は、細かなヒビから水が入り、加熱で割れることがあります。 このように、磁器は比較的安全ですが、陶器は電子レンジ対応と明記されたもの以外は使わないのが安心です。
お気に入りの器を長く使うためにも、使う前に「電子レンジ可」の表示を必ず確認しましょう。


