有田の大公孫樹(ありたのおおいちょう)とは、有田町の泉山弁財天神社にそびえる、高さ約40メートル・幹囲10メートルを超える巨木で、推定樹齢はおよそ1,000年といわれる銀杏(イチョウ)です。1926年(大正15年)に国の天然記念物に指定されました。
1828年(文政11年)に有田町で発生した大火「文政の大火」の際、この木のふもとにまで火が迫りましたが、直前で鎮火したという伝承が残されています。この奇跡的な鎮火がなければ、有田の町も窯場も焼き尽くされ、有田焼の歴史は途絶えていたかもしれません。
所在地:佐賀県西松浦郡有田町泉山1丁目524−2 大公孫樹サイト