絵付(えつけ)とは

磁器の製造工程における絵付けには、下絵付けと上絵付けの2種類があります。

下絵付けは、素焼きした素地に釉薬をかける前に顔料で絵付けを行う方法です。釉薬が絵柄を保護するため耐久性がありますが、その後の高温焼成に耐えられる色は限られており、代表的なものに人気の高い染付(青と白の絵付け)があります。 

上絵付けは、釉薬をかけて本焼成(本焼き)した後に行う絵付けです。比較的低い温度で焼成するため、下絵付けに比べて幅広い色彩表現が可能です。