天狗谷窯跡(てんぐだにがまあと)は、日本の磁器発祥の地である佐賀県有田町にある、歴史的な窯の跡です。

有田の泉山で陶石が発見された後、朝鮮人陶工の李参平が築いた窯だと伝えられています。ここは日本で初めて磁器が焼かれた場所の一つとされており、日本のやきものの歴史において非常に重要な役割を果たしました。

この窯は、江戸時代に有田焼の中心地として栄え、多くの磁器が生産されました。しかし、その後、窯は使用されなくなり、現在はその跡地が国の史跡として保護されています。天狗谷窯跡は、日本の磁器生産の歴史と技術の変遷を知る上で、貴重な手がかりを与えてくれる場所です。


所在地:佐賀県県西松浦郡有田町白川4 天狗谷窯跡