磁器(じき)とは

磁器(じき)とは、石を主原料とする焼き物のことです。

長石(ちょうせき)や石英(せきえい)、カオリンなどを主成分とする「陶石(とうせき)」を粉砕して粘土状にし、高温で焼き上げて作られます。

陶磁器は大きく分けて「土器」「炻器(せっき)」「陶器」「磁器」の4種類に分類され、有田焼や波佐見焼はこのうちの「磁器」に該当します。

磁器(じき)の主な特徴は以下の通りです:

  • 吸水性がない(非多孔質)

  • 釉薬が掛かっていない素地の部分は半透明の白色をしている

  • 薄くて軽く、かつ強度がある

  • 表面がなめらかで手触りが良い

  • 軽く叩くと金属のような澄んだ音がする

  • 薄い部分から光が透ける

日本を代表する磁器には、有田焼のほか、愛媛県の砥部焼(とべやき)や石川県の九谷焼(くたにやき)などがあります。

磁器はその高い耐久性から、飲食店やホテルなどの業務用食器としても幅広く活用されています。業務用食洗機にも耐えられるため、プロユースにも最適な素材です。当店、陶磁器セレクトショップ"Studio1156(スタジオイイコロ)"でも、こうした機能性と美しさを兼ね備えた磁器をメインにセレクトし、日々の暮らしからプロの現場まで幅広くご提案しています。